早いもので5月に突入しましたね。
世の中はゴールデンウィーク。
4月から走りっぱなしの日本人にとって、
ホッと息を抜けるひとときですね。
さて。
5月の始まりはいろいろ行事が目白押し。
まず5月1日は立春から数えて88日目にあたる
八十八夜です。
夏も近づく八十八夜~って歌が有名ですね。
富士山を眺めながらの紺がすりの着物に赤いたすきをかけた
茶摘み娘の姿が目に浮かぶのではないでしょうか。
この日に摘んだ茶葉は上質で特別な価値があります。
この葉でできた茶を飲むと1年間健康を保っていられるとも言われています。
八十八夜に摘んだお茶が出回るのは早くて翌日の夕方とか。
お茶の葉の緑色がいちばん色濃く、
味もよくなるのが八十八夜から2~3週間で
茶摘みの最盛期にあたるそうです。
美味しいお茶を飲むなら今ですね!
5月5日は端午の節句。
「端午の節句」は菖蒲の祭りです。
「端」は初め、「午」は旧暦の5月を意味します。
古代中国では5月を物忌みの月とし、
中でも5が重なる5月5日を特別な日と考えて
人々はこの季節に野に出かけて菖蒲やヨモギといった薬草を摘み、
それを軒下に吊るしたり、菖蒲酒を飲んだりして厄払いを試みました。
日本では早苗を植えるに先だって
田植えをする少女が菖蒲やヨモギで葺かれた屋根の家で一夜籠もる風習がありました。
この風習が古代中国の風習と結びついて
端午の節句になったと言われています。
鎌倉時代には菖蒲が転じて武事を尊ぶ「尚武」の催しとなり、
江戸時代には鎧かぶと、刀、武者人形などを飾り、
庭にはこいのぼりを立てて男の子の成長を祝うようになりました。
こちらの五月人形はまさきさんご自身のもの。
立派ですよね~
五月人形は男の子が強くたくましく育って欲しいとの願いを込めたものです。
タイから来られたゲストさんはこの五月人形を見て、
「怖い怖い」と言ってました。
たしかに。
こういう意味を持っているとわかっていないと怖いかも・・・
鯉のぼりは「黄河の急流の竜門を登った鯉は竜になる」という中国の故事に由来し、
立身出世を表します。
五色の吹き流しや矢車には魔よけの意味があり、
その上の丸い飾りには神様を招く“寄りしろ”の意味があります。
ポンギーには金花糖職人のAちゃんから
こんな素敵な鯉が届きました。
素敵ですね~
この日には厄除けとなる言われる「柏餅」や「ちまき」を食べる風習もあります。
柏餅は、
柏の葉が若い葉が出ないと古い葉が落ちないことから
「跡継ぎが絶えない」ことを意味します。
ちまきは、
形が鉄砲に似ていることから「武士魂」を表しています。
またこの日には菖蒲湯に入ります。
菖蒲は剣の形をしているので、
人々はそれを疫病と戦うための武器と考えており、
その独特の香りは菖蒲は邪気を祓う力を持っているとみなされてきました。
ポンギーでもこの日に何かできないか検討中。
当日までのお楽しみに♪
5月6日は満月瞑想をします。
15分間だけですが、静かな時間を一緒に過ごしましょう。
今月もみんなで楽しく日本伝統文化を楽しみましょう♪