金沢のこと

兼六園と金沢城の桜めぐり♪

まるです。
金沢は今、桜が満開です。
  
今年は開花宣言が3月31日で、例年より4日も早かったものの以降気温がガクッと下がったため長くもっているようです。
今回、金沢市旅館ホテル協同組合主催の「金沢 まち巡り研修~桜の兼六園・金沢城公園~」に参加し桜についていろいろ教えていただきました。
教えてくださったのは金沢ボランティアガイド「まいどさん」です。
今年の天気は曇天続きでちょっと残念です。
兼六園の桜は全部で420本です。
兼六園と金沢城公園の間のお堀通りの桜がとても豪華です。
  
これらはほとんど「ソメイヨシノ」で、日露戦争で日本が勝利した時のお祝いに植樹されたそうです。
兼六園は江戸時代に出来たものです。
そのころはソメイヨシノという桜はまだ存在していなくて、山桜がほとんどだったそうです。
山桜は葉っぱが先に出てそれから花が咲くそうで、ソメイヨシノが終わったころが見ごろだそうです。
つまり兼六園の桜は2回楽しめるわけですね!
「桜ヶ岡」
 
桂坂から上がったところにがあり、これも明治以降に植えられたソメイヨシノの林のようなところ。
開花宣言の桜の木は以前この林の中の1本だったそうです。ちなみに今は県庁通りの桜が基準。
「旭桜」
 
​金沢城のシンボルは今は「琴柱(ことじ)灯篭」というのが当然ですが、実は昭和12年まではこのがシンボルだったそうです。
山桜なのでこれから咲きます。
元々は現中央小学校(村井家)に植わっていたのをお殿様がどうしても、と持って来たそうです。とても大きく立派なもので運ぶのに500人を要したとか。
「兼六園 熊谷桜」
  蕾発見。ぼけてしまいましたが赤いのがわかりますか。
桜ではめずらしい赤色の花が咲きます。
「兼六園 菊姫」
 「まいどさん」が貴重な写真を見せてくださいました。
300枚もの花弁で散る時は花柄ごと落ちるそうです。
「小糸桜」

井戸の真ん中からニョキッと出てます。これはちょっとかわいそうで怖い?言い伝えの桜です。
昔、小糸さんとい美しいが身分の低い女性がお殿様に見初められ、お城に上がることを命じられたのですが、それを断ったため
処罰としてこの井戸に投げ込まれたそいうです。そのあと桜が成長した・・・など嘘か真かわからない話が言い継がれているそうです。そのような話は各地にあるとか。。
「魔除けの石」

各橋のたもとにある大きな石は「橋には魔が付く」という言われがあるため、両方向に4つも魔除けのために配置されてるそうです。
「辰巳用水」
 
桜とは関係ありませんが、ちょっとご案内。380年も前に工事されたこの用水が今も機能していることこそが
兼六園の一番のすごいところなんです!!と「まいどさん」の熱い説明がありました。
常に水が澄んでいる流れを作るための石の配置や、高低差など考え尽くされた素晴らしいお庭だと改めて感動しました。
 
金沢城は石川門の周りの桜がやはりお城っぽい景観と映えますね。桜は全部で250本です。
  
中に入ると菱櫓と五十間長屋・菱櫓の北側に素晴らしい桜のアーチがあり、感動的です。
地元の皆さんも「こんなのあったんだ~知らなかった~~」との声。
 
「太白桜」
 
旧第六旅団司令部建物(日清戦争と日露戦争の間に建てられた)の前にひそやかに立っています。
日本では一度は絶滅したそうで、イギリスから逆輸入したとても貴重なものだそうです。
この太白桜もソメイヨシノのあとに咲きます。
今回参加して改めて兼六園、金沢城公園の奥深さを少し知れたような気がします。
華やかでたくさん植えられているソメイヨシノが終わる頃、江戸時代以前からある山桜を楽しみに兼六園を訪れてみませんか!
 

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