まるです。
金沢市旅館ホテル協同組合の「玉泉院丸庭園」見学ツアーに参加してきました。
この玉泉院丸庭園は、加賀藩三代藩主「前田利常」による寛永11年(1634年)から作り始められ、
その後五代藩主「前田綱紀」や十三代藩主「前田斉泰」などの歴代藩主により手を加えながら明治時代初期まで金沢城内に存在していた庭園です。
この庭は明治の時代に壊され、全く面影が失われていましたが、
7年の歳月をかけて約130年ぶりに復元され、2015年3月7日にオープンしました!
今回の見学ツアーは観光ボランティアガイドさんの説明付きです。
入り口の名前は「いもり坂口」改め「玉泉院丸口」へ。
元々はこの場所に2代目藩主利長の正室の玉泉院の屋敷があったことから、その名が付いたそうです。
兼六園は饗応の庭と言われ来賓用、この玉泉院丸庭園は歴代藩主の内庭だったのではないかと言われています。
城内の石垣が庭を構成する大きな要素となっており、「独創的な庭」と言われています。
色紙短冊積(しきしたんざくつみ)という石垣は、石垣ではタブーとされている縦長の石の配置。
庭の高低差が22mもあり立体的な庭の中央に滝もあります。
藩主が馬で兼六園に行く際にこの道を通って行ったと言われている坂道は二の丸に続きます。
続いて橋爪門に向かいます。
橋爪門は二の丸御殿の最も格式高い門です。
黒い部分は当時は漆塗りだったそうです。豪華!さすが加賀百万石です~。
敷かれている石は真四角で、格式の高さを表すそうです。
また、門の中に門番用の立派な畳部屋があるのも非常に珍しいものだとか。
金沢場内のその他の特徴的な石垣も見つつ。。
もう一度玉泉院丸庭園に戻り、園内の「玉泉庵」にて庭を愛でつつお抹茶と和菓子をいただきました。
720円也。
玉泉院丸庭園はなんと毎週金、土曜日 ライトアップをしており、この玉泉庵にも無料で入れます。(抹茶とお菓子はありません)
玉泉院丸庭園ライトアップ
これでツアー終了。
ガイドさんのお話、聞くと聞かないでは大違いですね!
金沢に来られたら、ぜひ「まいどさん」という観光ボランティアさんのガイドを利用してみてください!!
観光ボランティアガイド
ついでに。。。園内のトイレ。
カラフルなタイルは久谷焼きだそうです。さすが加賀百万石の名残、豪華!
金沢城玉泉院丸庭園・橋爪門が復元されました