Pongyiについて

代表 横川雅喜(まさき)

ミャンマーでの僧侶体験(2004年)と急性心筋梗塞の体験(2021年)

 ポンギーとはミャンマー語で「お坊さん」という意味

この宿の代表(まさき) が以前(2004年)、ミャンマーでお坊さんの経験をしたことが、この名前の由来です。

代表が「師」と仰ぐミャンマーの高僧ガユーナ・セアロ氏の「全ての人々が生きる喜びに満たされますように」という言葉を念頭に、我々スタッフは「私は私として、他に対して何ができるか」ということを常に心がけています。

*Pongyi はミャンマーでは「ポンジー」と発音されますが、当館の日本語読みは「ポンギー」としています。



 宿をやりながら誰かのプラスになりたい

 「どうしたら心から充実して生きられるんだろう?」

サラリーマンを辞めた後、高僧との出会いからミャンマーで僧侶体験したことが、今のポンギーにつながっています。

自分が活き活きと生き、他に対してプラスになる生き方をしよう。
頭で考えるだけでなく、損得抜きで実践する生き方をしよう。

ポンギーは、ふとしたきっかけで2009年にオープンした金沢で初めてのゲストハウスですが、このような思いで今まで運営してきています。

 「天職は自分自身」

今は、天職は「自分自身」(本業は自分)として、少しでもそのように生きることを心がけてポンギーを運営しています。

ポンギーにお泊りいただいた方が、身心を休めていただき、エネルギーを充電され、何かの宝物を持って帰っていただくお役にたてれば嬉しく思います。



 急性心筋梗塞を経験して(2021年8月)

2021年8月。急性心筋梗塞で心臓の半分を失いました。健康に気を使っていたつもりなのに。。もう少し発見が遅ければ今、私はここにいませんでした。この体験を経て、ポンギーが大切にしてきた「人のつながり」の軸をぶらさず、これからもやって行こうと決意しました。

10名程しか入らない宿で、飲食も併設せず、3,000円台の宿泊料金でやっていくのは経営の目線からかなり厳しく、ましてや、私たちスタッフがゲストさんとお話する時間をとればとるほど人件費がかさみます。

一般的な宿の経営とは真逆の路線です。

それでも、自分たちが大切にしていることをやっていかなければ宿をやっている意味がない。

そんな気持ちでポンギーを運営しています。

ビジネスや一人の時間を大切にして宿に泊まりたい方には、当館は向いていません。

「旅」の楽しみに「人」を含めている方に、その方の人生のひとコマであるような宿でありたいと思っています。



 宿代の中から100円をアジア人道支援NPOに寄付しています

私たちは、自分たちが必要とする以外の利益は他への貢献に実践・還元することを理念として、宿代の中から100円をアジアの人道支援NPOに寄付しています。

Pongyiにお泊り頂いたことで、「出会い」や「安らぎ」など、ご自身の何かの新しい「宝物」に触れ、皆さまの明日からの更なる活力となれば幸いです。

一人でも多くの皆さまがPongyiにお泊まり頂くことで、それがさらに他の人の幸せにつながるお手伝いができることを我々スタッフ一同嬉しく思っています。

一流ホテルのような豪華な設備はありませんが、Pongyiにお泊まり頂くことで皆さまが心身ともにゆっくりとお休み頂ければ嬉しく思います。

経営理念

経営の原点」 「経営方針」 「行動指針
の3つをもって経営理念とします。

経営の原点

“全ての人々が生きる喜びに満たされますように”
(ガユーナ・セアロ師の言葉)の願いを経営の原点とします。

経営方針

1.正しい心で利潤を生みだし、自ら必要とする以外の利益を以て、
自立と平安を目指す他への貢献のために実践・還元することに努めます。

2.スタッフ一人ひとりを尊重し、それぞれが強い志をもって
自己成長できる環境をつくります。

3.地域社会や文化、歴史を大切にするとともに、
アジアを中心とする国際自立支援に貢献します。

行動指針

1.我々は、一人ひとりが「私は私」であることを
自覚し、正しい道を堂々と歩み、他に対して何ができるかを常に心に置いて行動します。

2.我々は、一人ひとりの心の豊かさと笑顔の広がりを大切にします。

3.我々は、一人ひとりが自らの意志と責任において運営に関わっていることを自覚し、
組織の発展と自己実現のために精一杯努力します。

4.我々は、一人ひとりの個性を尊重し、切磋琢磨し、
和をもって成長することに務めます。

スタッフ紹介

表 横川雅喜(まさき)

「本業は自分」

脱サラして会社の経営に携わりましたが、うまくいかず人生に挫折。

何もかもゼロになった状態で、日本人のミャンマー高僧と出会い
ミャンマーで僧侶体験をすることに。

自分を見つめ直したことでありのままでいい、人と比較しないでいい、
ということに気がつきました。

ミャンマーの聖地・ゴールデンロックで瞑想した際、
理由もなく涙が出てきた経験が今に活きています。

日本に帰国後、NPO法人に従事して石川県小松市の過疎村に住みました。

2年半ほど活動をした後、拠点を金沢に移してゼロから再スタート。
そこから働いて貯めた資金をもとに、ゲストハウス「Pongyi (ポンギー)」を
金沢駅の近くにオープンさせました。

人の心にふれる宿として、アットホームな空間を提供しています。

人と人のつながりを大切にしたい。その想いをカタチにしていきます。

<経歴>

・1961年生。外交官の父を持ち幼少期から社会人まで15年ほど南米に住む。

・1985年。大学卒業後、外国為替専門銀行に入り15年間勤務。

・2000年。銀行の合併を機に退職。
 脱サラし、ヒーリング・セラピーの会社の運営に携わるも、
 会社が上手くいかず4年で挫折。

・2005年。全てゼロから出発しミャンマーで僧侶体験。

・帰国後、アジア人道支援NPOの活動に従事。

     (石川小松市の過疎村で2年半の生活)
・2009年6月、金沢でゲストハウス Pongyi(ポンギー)開業。

まさき

女将 にいな

石川生まれの石川育ちです。 何か人の役に立てる仕事をしたいと医療系の仕事に就きましたが、自分の人生を考えた結果たどり着いた先がPongyi(ポンギー)でした。


2017年からポンギーで働き始め、2019年から女将を任されました。

のんびりしている割りには心配性でいつもドキドキしながらゲストをお迎している私ですが、日本だけでなく、世界中のいろいろな国からの皆さまにお会いすることができて、毎日が新鮮で楽しく、とても充実しています!


ポンギーは今はやりのモダンでおしゃれなゲストハウスとは違い、築140年の古い小さな日本家屋です。

天井が低いので背の高い方はよく頭をぶつけますし、急な階段も、大きな段差もあります。


でも、この小さな家には、お金では買えない、なんとも言えない落ち着く温かさがあって、私はそれが大好きです。

ポンギーでゲストさんと一緒に過ごす時間が、私にとってはかけがえのないものです。
これからも、たくさんのゲストさんをお迎えしていきたいと思っています。


まだまだ未熟ではありますが、どうぞ宜しくお願いいたします!

にいな